Q:「宵越しのお茶を飲むな」という言葉を聞きますが、急須から湯飲みに注いだお茶についても言えるのでしょうか。
「宵越しのお茶……」は緑茶にだけ言えることですか。ペットボトルの緑茶はなぜ長持ちするのですか。
A:
種類問わず、たんぱく質が変質

「宵越しのお茶……」は、一晩置いたお茶に限らず、いれてから時間のたったお茶を飲むべきでないという意味です。
京都府立茶業研究所によると、お茶の葉にはたんぱく質(アミノ酸)が含まれており、一度お湯で湿った茶葉は、時間の経過とともに腐敗したりカビがはえたりする可能性があります。また、茶に含まれる成分が酸化すると、胃を刺激しやすくなります。それに、時間のたったお茶は味もおいしくありません。
茶殻ほどではありませんが、湯飲みに注いだお茶にもたんぱく質が含まれており、時間がたつと腐敗・変質します。量に差はありますが、ほうじ茶や煎茶(せんちゃ)などお茶の種類に関係なくたんぱく質は含まれているので、どのお茶についても言えることです。
ペットボトルのお茶については、1985年に世界で初めて缶入り緑茶を開発した伊藤園に聞きました。同社では製造工程で、お茶そのものに含まれる酸素を低減させているうえ、ペットボトルや缶に入れる際にも、出来る限りお茶を酸素に触れさせないよう工夫し、酸化を防いでいます。こうすることで、より長期間にわたって、緑茶をはじめいろいろなお茶の品質が変わらないようにしているのです。